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Цена в магазине: ¥ 11880 (8131 руб.)
Код товара: fukuram:10000277
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一升幸福桝 始まり物語 2年前、妻の誕生日に「真っ赤な薔薇一輪」を贈りました。 例年は彼女の喜びそうな物を予想して時間を掛けて探すのも楽しかったのです。ところが、その年は創造の泉が枯れてしまったのか…浮かんでこないんです。気が付けば誕生日当日になっていました。 どうしよう。彼女の寂しそうな顔が目に浮かぶ。激しい鼓動とともに小さな汗が一斉に吹き出した。汗の粒は頭皮でひとつになり頬をつたい、静かに流れ落ちた。時が刻まれるのが通常の1.5倍速く感じる。今午後3時過ぎ。ふたりだけの誕生会まで3時間ちょっと。とにかく車を走らせた。いつもと違う経路、目の前の信号が一瞬で赤になる。慌てて急停止。タイヤの軋む大きな音を出してしまった。停止線を1メートルほど超え周囲を見回した。誰もこちらを見ていない。 歩道の向こうの小さな花屋が目に入る。間口は狭く店内は薄暗い。手招きをしているように感じ、車を止め店を覗く。店内には沢山の薔薇。陳列の花の殆どが薔薇。ここは薔薇屋かな。 さて、私が彼女に薔薇をあげたのはいつだったろうか?久しぶりに誕生日のプレゼントに薔薇1本を添えよう。深い赤色の大きな薔薇を選ぶと先程までと違って気持ちが軽い。車に乗りショッピングモールに発進。モール内をふた周りしたがピンとくるものが無い。当て所なく探しても見つかるものではなかった。さっきの薔薇屋で更に20本ほど買うことにするか… ふと地酒コーナーの「枡」が目に飛び込んできた。ビリビリーとキタ ━━━ヽ(´・ω・`)ノ ━━━!!。今年はダジャレで行こう。薔薇一輪を一升枡に入れて渡すのだ。一升枡は「一生増す」そして赤い薔薇の花言葉は「愛」 『愛情 + 一生増す』ええやないか、素敵やないか〜! すぐさまモールで一升枡を購入した。 帰宅後、コソコソとラッピング。メッセージも添えて。間に合った。安堵しながらシャンパンとチキンで乾杯、そして渾身のプレゼント。ニコニコと自慢げな私。彼女は嬉しそうにラッピングをほどき一瞬の沈黙。肩を震わせ低く小さく呟いた「これって…」一転、固まる私の顔。 「ダジャレやないかぁ〜い!」思いがけず爆笑する妻。そして恐ろしいことに笑顔のまま昔のロボットのような口調で彼女は言った。「サテコマッタナ、コノ枡デ、ナニヲ量レバ、良イノデショウ」とっさに返す私「そうですね、量るよりも、美味しい日本酒で升酒しようか」いやまさか一升枡で升酒するのかい。「ソレハ良イデスネ」大事そうに枡を抱えキッチンに消えていく妻。 長すぎる夜、薔薇の花を飾り直し、少し頬を赤くした妻が「素朴だけどあなたの気持ちが伝わってきたわ。」と…呟いたように思えた。そう思いたい。 ※「一升幸福桝」に、お酒はもちろん水気のものは入れないでください。
一升幸福桝 始まり物語 2年前、妻の誕生日に「真っ赤な薔薇一輪」を贈りました。 例年は彼女の喜びそうな物を予想して時間を掛けて探すのも楽しかったのです。ところが、その年は創造の泉が枯れてしまったのか…浮かんでこないんです。気が付けば誕生日当日になっていました。 どうしよう。彼女の寂しそうな顔が目に浮かぶ。激しい鼓動とともに小さな汗が一斉に吹き出した。汗の粒は頭皮でひとつになり頬をつたい、静かに流れ落ちた。時が刻まれるのが通常の1.5倍速く感じる。今午後3時過ぎ。ふたりだけの誕生会まで3時間ちょっと。とにかく車を走らせた。いつもと違う経路、目の前の信号が一瞬で赤になる。慌てて急停止。タイヤの軋む大きな音を出してしまった。停止線を1メートルほど超え周囲を見回した。誰もこちらを見ていない。 歩道の向こうの小さな花屋が目に入る。間口は狭く店内は薄暗い。手招きをしているように感じ、車を止め店を覗く。店内には沢山の薔薇。陳列の花の殆どが薔薇。ここは薔薇屋かな。 さて、私が彼女に薔薇をあげたのはいつだったろうか?久しぶりに誕生日のプレゼントに薔薇1本を添えよう。深い赤色の大きな薔薇を選ぶと先程までと違って気持ちが軽い。車に乗りショッピングモールに発進。モール内をふた周りしたがピンとくるものが無い。当て所なく探しても見つかるものではなかった。さっきの薔薇屋で更に20本ほど買うことにするか… ふと地酒コーナーの「枡」が目に飛び込んできた。ビリビリーとキタ ━━━ヽ(´・ω・`)ノ ━━━!!。今年はダジャレで行こう。薔薇一輪を一升枡に入れて渡すのだ。一升枡は「一生増す」そして赤い薔薇の花言葉は「愛」 『愛情 + 一生増す』ええやないか、素敵やないか〜! すぐさまモールで一升枡を購入した。 帰宅後、コソコソとラッピング。メッセージも添えて。間に合った。安堵しながらシャンパンとチキンで乾杯、そして渾身のプレゼント。ニコニコと自慢げな私。彼女は嬉しそうにラッピングをほどき一瞬の沈黙。肩を震わせ低く小さく呟いた「これって…」一転、固まる私の顔。 「ダジャレやないかぁ〜い!」思いがけず爆笑する妻。そして恐ろしいことに笑顔のまま昔のロボットのような口調で彼女は言った。「サテコマッタナ、コノ枡デ、ナニヲ量レバ、良イノデショウ」とっさに返す私「そうですね、量るよりも、美味しい日本酒で升酒しようか」いやまさか一升枡で升酒するのかい。「ソレハ良イデスネ」大事そうに枡を抱えキッチンに消えていく妻。 長すぎる夜、薔薇の花を飾り直し、少し頬を赤くした妻が「素朴だけどあなたの気持ちが伝わってきたわ。」と…呟いたように思えた。そう思いたい。 ※「一升幸福桝」に、お酒はもちろん水気のものは入れないでください。




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